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意外と知らない業界・企業研究の方法

 

 

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こんにちは。
 
 
 
前回のエントリで面接における質問は2パターンしかないと解説しました。再掲しておきます。
 
⑴あなたが企業に入るべき理由を問う質問
⑵企業があなたを雇うべき理由を問う質問
 
 
⑴のあなたが企業に入るべき理由を問う質問では、志望理由など競合他社ではなくその会社を選んだ理由を探り出すことが企業の意図です。
 
 
詳しくはコチラの記事を参照してください就活における面接で質問されるのはたった2つしかない 
 
 
こうした質問に答えるには、業界ならびに企業研究をすることが不可欠になります。今回はその方法を紹介します。
 




ライバルはこれだけ対策している



 
就活、特に面接の段階になると個人プレーな部分が多くなるので、他人がどこまで対策をしているかが見えなくなります。
 
 
ではライバルはどれほど対策をしているのでしょうか。
 

僕が出会った人のなかでは毎日10時間の勉強を1週間以上つづけて業界研究をしたという人もいました。彼は投資銀行を志望していたのですが、業界知識や専門知識まで幅広くおさえていました。

 
 ちなみに彼は東大生でした。
つまり、日本における最高学歴である人ですらこれほど業界研究をしているのです。
 
 

さらには面接の段階になると、企業のIR情報という投資家向けの資料をもとに志望理由を補完していく人が多いイメージでした。
 
 
優秀な社員も多く倍率も高い企業に入るには才能だけでなく努力も必要なのだなと強く感じました。
 




まずは森である業界知識から

 
業界研究や企業研究の必要性は説明しました。では、その研究方法はどういったものがあるのでしょうか?
 


まずは森である業界の知識を深めましょう。真っ先に取り組むべきは、業界の内容を解説している書籍で勉強することです。

 

ポイントとしては、解説書を何冊か用意したほうがよいということです。


なぜなら、業界の業務内容は膨大なものの社員が関われる部分は非常に細かなものが多いからです。つまり、著者の経験や取材では偏りが出てしまう可能性があります。

 

 

また、会社の業務内容を全体的に見ておくと良いと思います。例えば、外資系金融の投資銀行部門を志望している場合でも、マーケット部門の業務内容を知っておくのは比較の上で重要です。

 

この部分はできればエントリー以前には完了させたいところです。会社説明会の段階までにこうした知識を身につけていると質問の幅が広がるからです。

 

キレの良い質問を繰り出すことで、場合によっては特別ルートに乗せてもらえる可能性もあります。



つぎは木である企業研究をする


業界知識が深まったところで、つぎは森から木へと移りましょう。木とは個々の企業のことです。この段階は面接が始まる前に完了しておきましょう。

 

企業研究の方法としては次の3点をおすすめします。

 


①OB訪問

実際に企業の社員に聞いてみることで具体的な業務内容をイメージすることが可能になります。

 

ちなみにOB訪問とは希望する企業にいる自分の大学の先輩に時間を取っていただき、質問やお話をする機会を設けてもらうことです。

 

同じ業界であっても、企業ごとに主たる収益源が異なったり、業務内容が大きく異なったりします。こうした違いは外からは見えにくい部分でもあるので、直接当事者に聞いておくことで企業ごとの比較材料にしましょう。

 

 

②コーポレートサイトで調べる

企業の情報を採用ページなどで見る場合が多いでしょうが、就活生向けに書かれているため事業内容が今ひとつわからないことがあります。

 

そんなときに企業のコーポレートサイトを見て情報収集するのをおすすめします。ここは、企業の顧客や投資家向けに書かれているのでサービスや事業内容が具体的にわかりやすいという利点があるのです。


おもに外部の人に見てもらうことを 目的としているため、比較的かんたんに解説している場合が多いからです。

企業の強みや事業内容はコーポレートサイトを使って研究しましょう。

 


③IR情報を活用する

 

IR情報とは企業が投資家向けに開示する経営成績のようなものです。具体的には、有価証券報告書や四半期報告書といったものがあります。これらは売上や利益といったデータがウソ偽りなく記載されています。
 
こういった数値データを集め、競合他社と比較する際に用いましょう。
そうすることで行きたい企業の志望理由を根拠づけるために使えます。

 
たとえば、
・御社は競合A社、B社と比較しても売上が多い
・従業員当たりの売上が業界一位である。
・負債の割合が競合より少なく、安定した経営基盤である。

 
こういったように競合と志望企業を比較するために、ざっくりとした数値は頭に入れておくと面接の段階で大きな武器となります。
 
 


まとめ 

業界研究 - 書籍を用いる

企業研究 - OB訪問 / コーポレートサイト / IR情報

 

こういった方法を用いれば企業が求める条件をクリアできると思います。

何より、業界や企業の研究をしっかりすることで企業に対し熱意やポテンシャルを示すことができます。

 

いくら口で第一志望と言っても、会社について何も知らない人では信用できないからです。

 

ぜひ全力で取り組んでください。

 

 

それではまた。

 

 

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