日本を変えたい若者のために
こんばんは。
日本で生活していると、若者が暮らしづらい社会だとか将来の先行きが不安という考えを抱くことが多いと思います。
こういった考えを持ったとき、ある人は「それは日本しか知らないからだろう!」だとか「日本より貧しい国はある!」とか言う人もいます。
もちろん僕はその意見も正しいと思います。
だからと言って海外に行ってみて体験してみることはハードルが高いでしょうし、行ってみたところで本質を理解できるかというと疑問です。
では、なんで若者が生きづらいのか?そして日本社会をより良くするにはどうすればいいか?という疑問点を日本国内という視点で分析してみることにします。
4人に1人が高齢者という現実
統計局によると国民の25%以上が65歳以上だそうです。つまり国民の4人に1人は高齢者ということです。
都会で生活していると感じ辛いですが、郊外で平日を過ごしてみると年配の方が本当に多いなという印象です。
一概には言えませんが、彼らにとっては時代や日本を動かすのは自分達だという自負があるように感じます。
そうした意識があるため、高齢者の多くはきちんと選挙に行き投票します。一方20代の投票率は30〜40%と非常に低い値です。
これでは、高齢者向けの政策を打ち出している政治家が当選するのは当たり前です。
なぜなら、投票数の大半を占める高齢者の人気を射止めれば当選するからです。
逆に若者向けの政治をしようとしている立候補者は高齢者の支持を受けれず落選してしまいます。
これでは、いつまで経っても若者が生きやすい日本にはならないでしょう。
文句ばかり言う前に
日本を若者が生きやすいように変革するにはどうすればいいのでしょうか?
もちろん文句を言うだけでは何も変わらないのは周知の事実です。しかしながら、何をすべきかも難しい問題です。
特に日本を変えるために国会議員を目指したとしても、先ほど述べたように当選するためには高齢者の人気取りが必要です。
そこだけ歯を食いしばって高齢者向けの理想を語り当選したとして、いざ議員として若者向けの政治を行ったとしましょう。二度と当選しないことでしょう。
じゃあ結局、日本を変えるための方法はないように思えます。
しかし今の事実を知って危機感を覚えたとしたら、恐らく他の人も同様の危機感を覚えるはずです。
つまり事実や本質を知らないだけで、それを知ることが出来れば考え方は大きく変わるはずです。
知れば知るほど危機感は増す
僕は現在、日本経済を中心に金融や政策について学習しています。また、勉強会という形で多くの人々と議論したり情報共有をしています。
こうした学習の中で気付いたことは、いかに知識がないと危険かと言うことです。
先日、日銀が金融緩和を行いましたが多くの人は実生活にさほどインパクトはないので聞き流してしまう事実だと思います。
僕自身もちょうど勉強していなければそうしたニュースにすら関心を持たなかったはずです。
実はこの金融緩和政策というのは日本国民が持つデフレマインドを壊すという狙いがあります。
デフレマインドとは簡単に言うと、コツコツ貯金するという考えのことを言います。
みんながお金を貯蓄に回すことで、お金が外に出て行かない。そのため消費が活性化せず企業が儲からない。つまり、こうした考えが不景気を作り出しているのです。
現在、お金を貯めることは良いことだとされています。しかし国民全体がそうした行動をすることで景気が悪くなっているのです。
こうした事実により、就職難が拡大したり賃金が上がらないという現象が起きます。
これはひとえに政府の責任とは言えないでしょう。国民全体が正しい認識を持ち行動することが現状を打破する術なのです。
知識を持つことでリスクが減らせる
こうした知識を出来るだけ多くの人と共有することで少なからず影響を与えることができます。
また、国家の政策が持つ意図をきちんと理解することが出来れば自分の資産を守るために行動することもできます。
安定を望む若者が多いと言われていますが、正しい知識を持つことの方が何十倍も重要なのです。
経済や世界の流れを読むことができれば、どういった職種を選択したらよいか。どういった資産形成すればよいかがおのずと見えてくるのです。
おわりに
僕自身、まだまだ勉強中で正しい解が導けていないかもしれません。しかしながら何もせずに流れに身を任せるだけでは、何も変えれないと思いました。
そこで勉強会や自身の学習を通じて、リスクをチャンスに変えれるように模索しています。
勉強していると知識がないことの恐怖だとか、時代の流れを読み解くことの重要性を知ることができます。
それではまた。