塾講師 vs 飲食店 賃金はこう決まる!!
こんばんは。
大学生のアルバイトの代表格と言えば、塾講師や家庭教師そして居酒屋など飲食店でのバイトだと思います。
僕自身ファーストフード店でのアルバイトを辞め、塾でのアルバイトをするようになって思ったことがあります。
それは「この仕事でこんなに給料もらっていいのか!?」ということです。
塾講師は1コマ約1,000円〜2,500円ほど。家庭教師となると3,000円前後といったところです。一方で、飲食店は850〜1,200円くらいが相場です。
ファーストフードは3店舗、居酒屋は1店舗、塾は2校ほど経験した僕から言わせてみると飲食店の方が圧倒的に大変なのです。
にもかかわらず給料は塾講師の方が一般的に高額です。これはなぜでしょう?
仕事の大変さ=給料ではない
仕事をする前の感覚では、大変な仕事ほど高額な給料をもらえると思っていました。
しかし、世の中には命と隣り合わせの仕事をしている人ではなく、エアコンの効いたオフィスでデスクワークをしている人の方が一般的に給料がいいのです。
投資の世界では言えば、命を懸けているというハイリスクのなかローリターンなわけです。後者の場合は、快適な環境でできるというローリスクのわりにハイリターンとなります。
普通に考えれば不公平ですよね。
では給料の多さは何に比例して高くなるのでしょうか?
給料が高くなる要因はこれだ
僕個人の考えでは、それは責任という言葉で表せます。
例えば、最初にあげた塾講師と飲食店のアルバイトですが、どちらの方が責任が大きいでしょうか?
もっと言うと、どちらがどれだけ他人の人生に影響を与えるでしょうか?
言うまでもなく塾講師の方が他人(生徒)の人生に影響を与えるので、責任が伴います。この責任という要素が給料を高くする要因と言えそうです。
例えば、芸能人の場合にはかなりの人数に影響を与えるので、その分給料は高くなります。もちろんプライベートや発言が監視下に置かれるというリスクもあります。
しかしこれが全て社会に当てはまるかと言うとそうでもなさそうです。
学校の先生は果たしてお金持ちか?
僕は学校の先生でお金持ちだなあと言う人に出会ったことはありません。もちろん塾や予備校講師は除きますが。
上に挙げた原則で言えば、多くの他人、しかも子供に与える影響は計り知れないものなので、給料は高額であるはずです。
しかし、公立だけでなく私立の先生も高額な給料を貰えているとは言い難いでしょう。
実は社会ではアルバイトにはない安定性という要素もここに入ってくるのです。
一般的に公務員は安定した給料を貰えるだけでなく、リストラの心配もほとんどありません。リスクの少ない生涯を送るには安定性という要因が魅力のひとつになります。
一方でベンチャー起業などは一気に給料が破格な額まで上る場合もあります。しかし、ここには安定性はありません。可能性によっては勤務先企業が倒産する可能性があります。
学校の先生は教員免許という参入障壁で守られているため、ある程度の安定性が担保されています。
社会では安定性も重視される
しかしこれからの時代、安定性が本当に担保されるのでしょうか?
今後の職を取捨選択するときのキーとなるのは「どんのスキルを身につけられるか?」ということになります。
つまり、世界がどんな状況になっても生きていけるスキル(サバイバルスキル)をいかに学べるかがポイントとなります。
そのため、アルバイトであっても目先の給料よりかはどんな能力が身につくのかを判断基準にするといいかもしれません。
高額な給料である塾講師よりも、飲食店でのアルバイトの方がこの先役立つ経験を得られるかもしれません。
それではまた。