ゆくる本舗

起業、就活について書いてます

新規ビジネスを仮説思考で成功させるには

 

 

 

こんにちは。

 

世界の経営思想家トップ50(Thinkers 50)に選出されたビジャイ・ゴビンダラジャン氏という方をご存じでしょうか。

 

彼は戦略とイノベーションの領域で世界的な専門家であり、彼がクライアントとしてきた企業はグローバル企業ばかりです。著名なところだと、コカコーラ、HP、IBMソニー、ウォルマート、ニューヨーク・タイムズ、P&G、ボーイング、GEなどです。

 

今回、ビジャイ・ゴビンダラジャン氏の著した『世界トップ3の経営思想家によるはじめる戦略』(クリス・トリンブル共著、花塚恵=訳)という本を読みました。




世界トップ3の経営思想家による はじめる戦略~ビジネスで「新しいこと」をするために知っておくべきことのすべて~





 

物語の形式で、イノベーションや新規事業立ち上げに伴って発生する諸問題を解決する方法について描かれています。

 

 

今回は本書を読んで得た気づき、そして最近学んでいる仮説思考について書きたいと思います。

 

 

新規ビジネスは実験である

 

新規ビジネスはその時点で利益が出るか、出ないかはわかりません。ただ多くの場合は、利益が出る可能性が高いという判断により新規ビジネスを立ち上げたのだと思います。

 

つまり、最初の段階では利益が出るかどうかという実験でしかないのです。

 

科学者はまず仮説を立て、実験の結果を検証・分析し、自分の仮説が正しいと証明します。

 

ビジネスのアプローチもこれと全く同じなのです。新規ビジネスを立ち上げた段階でプランという仮説を立てます。最初の段階ではどのような手段を用いるかすら明白ではないはずです。しかしプランを立てない経営者はほとんどいないと思います。これはなぜでしょうか。

 

それはプランに基づいて行動してみた結果、それが失敗だとしてもその失敗から学ぶことで再び挑戦することができるからです。

 

Aというアプローチが失敗だったなら、その失敗を分析します。分析結果によって、Aを改善したA‘というアプローチにするのか、Bという全く違ったアプローチを用いるのかという方向性が変わってきます。

 

そのため、こういった仮説検証プロセスを回転させることでビジネスを成功に導きます。これは世間的に仮説思考と呼ばれるものです。

 

コンサルタントが用いる手法として有名ですが、イノベーションを起こす際にも使える技能なのです。

 

本書から学んだことで最もインパクトがあったのは、まさにこれでした。

 

 

 

明王エジソンに学ぶ

 
イノベーションには仮説検証が必要であるという部分を読んだとき、頭の中でエジソンのエピソードと繋がりました。
 
 
 
明王として有名なトーマス・エジソンですが彼はベンチャー起業家としても見習うべき点が多い人物です。
 
 
 
彼はアイデアがひらめくとマスコミを集めて大々的な宣伝をしたそうです。
 
 
かの有名な電球の発明の際にも、まだほとんど成功していないにも関わらず「ガス灯に変わる安くて便利な電灯を発明した」と新聞記者の前で宣言しました。
 
 
彼はそこから自分の仮説を証明すべく電球の実験をひたすら行うのです。
 
回数にして1〜2万回の実験と言われています。彼はそれを失敗とは呼ばず「電球が光らないという発見を1万回しただけだ」という表現をしています。
 
 
 
彼は実験を検証することで失敗から学んだ結果、電球の発明を成し遂げたのです。
 
 
 

プランには忠実に従う

 
本書から学んだ点でもうインパクトが大きかったのは、最初に立てたプランには忠実に従うということです。
 
 
何もわからない状況で立てた計画は抜け漏れが多く不完全なものでしょう。
 
 
しかし、プランに忠実に従うことで考えが甘かった点、不必要なものが浮き彫りになり、今後の方向性を決める際に大いに役立ちます。
 
 
何より最初のプラン立てにおいて方向性を明確にすることは、余計な行動を減らす効果があります。
 
 
何も考えずに思いつきで行動した場合、失敗からの学習というノウハウは蓄積されず、方向性の修正もできないのです。
 
 
それゆえ、プランに忠実に従うことが新規ビジネスを成功させる上で特に重要となります。
 
 
 
実はこの考え方は自らのマネジメントにも使える方法だと思います。仮説に基づくプランを忠実に守ることで、何がダメだったのかが理解できます。
 
 
ダメな部分を取り除いていくことで、成功へと近づくことが可能になるのです。
 
 
 
 
 

あとがき

 
本書は経営者や起業家に限らず、なにかを成し遂げたいという人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
 
アスリートであっても、研究者であっても取るべきアプローチは同じです。仮説と検証を繰り返すことで自らの行動を改善することができるからです。
 
 

 
 
それではまた。
 
 
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意外と知らない業界・企業研究の方法

 

 

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こんにちは。
 
 
 
前回のエントリで面接における質問は2パターンしかないと解説しました。再掲しておきます。
 
⑴あなたが企業に入るべき理由を問う質問
⑵企業があなたを雇うべき理由を問う質問
 
 
⑴のあなたが企業に入るべき理由を問う質問では、志望理由など競合他社ではなくその会社を選んだ理由を探り出すことが企業の意図です。
 
 
詳しくはコチラの記事を参照してください就活における面接で質問されるのはたった2つしかない 
 
 
こうした質問に答えるには、業界ならびに企業研究をすることが不可欠になります。今回はその方法を紹介します。
 




ライバルはこれだけ対策している



 
就活、特に面接の段階になると個人プレーな部分が多くなるので、他人がどこまで対策をしているかが見えなくなります。
 
 
ではライバルはどれほど対策をしているのでしょうか。
 

僕が出会った人のなかでは毎日10時間の勉強を1週間以上つづけて業界研究をしたという人もいました。彼は投資銀行を志望していたのですが、業界知識や専門知識まで幅広くおさえていました。

 
 ちなみに彼は東大生でした。
つまり、日本における最高学歴である人ですらこれほど業界研究をしているのです。
 
 

さらには面接の段階になると、企業のIR情報という投資家向けの資料をもとに志望理由を補完していく人が多いイメージでした。
 
 
優秀な社員も多く倍率も高い企業に入るには才能だけでなく努力も必要なのだなと強く感じました。
 




まずは森である業界知識から

 
業界研究や企業研究の必要性は説明しました。では、その研究方法はどういったものがあるのでしょうか?
 


まずは森である業界の知識を深めましょう。真っ先に取り組むべきは、業界の内容を解説している書籍で勉強することです。

 

ポイントとしては、解説書を何冊か用意したほうがよいということです。


なぜなら、業界の業務内容は膨大なものの社員が関われる部分は非常に細かなものが多いからです。つまり、著者の経験や取材では偏りが出てしまう可能性があります。

 

 

また、会社の業務内容を全体的に見ておくと良いと思います。例えば、外資系金融の投資銀行部門を志望している場合でも、マーケット部門の業務内容を知っておくのは比較の上で重要です。

 

この部分はできればエントリー以前には完了させたいところです。会社説明会の段階までにこうした知識を身につけていると質問の幅が広がるからです。

 

キレの良い質問を繰り出すことで、場合によっては特別ルートに乗せてもらえる可能性もあります。



つぎは木である企業研究をする


業界知識が深まったところで、つぎは森から木へと移りましょう。木とは個々の企業のことです。この段階は面接が始まる前に完了しておきましょう。

 

企業研究の方法としては次の3点をおすすめします。

 


①OB訪問

実際に企業の社員に聞いてみることで具体的な業務内容をイメージすることが可能になります。

 

ちなみにOB訪問とは希望する企業にいる自分の大学の先輩に時間を取っていただき、質問やお話をする機会を設けてもらうことです。

 

同じ業界であっても、企業ごとに主たる収益源が異なったり、業務内容が大きく異なったりします。こうした違いは外からは見えにくい部分でもあるので、直接当事者に聞いておくことで企業ごとの比較材料にしましょう。

 

 

②コーポレートサイトで調べる

企業の情報を採用ページなどで見る場合が多いでしょうが、就活生向けに書かれているため事業内容が今ひとつわからないことがあります。

 

そんなときに企業のコーポレートサイトを見て情報収集するのをおすすめします。ここは、企業の顧客や投資家向けに書かれているのでサービスや事業内容が具体的にわかりやすいという利点があるのです。


おもに外部の人に見てもらうことを 目的としているため、比較的かんたんに解説している場合が多いからです。

企業の強みや事業内容はコーポレートサイトを使って研究しましょう。

 


③IR情報を活用する

 

IR情報とは企業が投資家向けに開示する経営成績のようなものです。具体的には、有価証券報告書や四半期報告書といったものがあります。これらは売上や利益といったデータがウソ偽りなく記載されています。
 
こういった数値データを集め、競合他社と比較する際に用いましょう。
そうすることで行きたい企業の志望理由を根拠づけるために使えます。

 
たとえば、
・御社は競合A社、B社と比較しても売上が多い
・従業員当たりの売上が業界一位である。
・負債の割合が競合より少なく、安定した経営基盤である。

 
こういったように競合と志望企業を比較するために、ざっくりとした数値は頭に入れておくと面接の段階で大きな武器となります。
 
 


まとめ 

業界研究 - 書籍を用いる

企業研究 - OB訪問 / コーポレートサイト / IR情報

 

こういった方法を用いれば企業が求める条件をクリアできると思います。

何より、業界や企業の研究をしっかりすることで企業に対し熱意やポテンシャルを示すことができます。

 

いくら口で第一志望と言っても、会社について何も知らない人では信用できないからです。

 

ぜひ全力で取り組んでください。

 

 

それではまた。

 

 

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就活における面接で質問されるのはたった2つしかない

 

 

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こんにちは。
 
 
就活において避けて通れないのが面接です。緊張してしまい上手く喋れなかったり、予想外の質問をされることもあります。
 
 
面接では相手の意図が咄嗟に読み取れません。しかしながら、実は相手が知りたいことは2つしかないのです。
 
 
 
 
まず前提として面接での質問は次の2つに大別されます。
 

⑴あなたが企業に入るべき理由を問う質問
⑵企業があなたを雇うべき理由を問う質問
 
 
この2パターンが面接において企業が知りたい2つのことなのです。それでは、攻略法も踏まえて解説します。
 
 

 


⑴あなたが企業に入るべき理由を問う質問

 

なぜあなたは他社ではなく、その会社に入社したいと思ったのでしょうか?
 
恐らく様々な過去の経験からその業界に魅力を感じ、なかでもその企業に入社したいと決意したのだと思います。


しかし、答え方によっては漠然としたものになりがちです。好みの問題や直観で判断している場合もあるため、理由がふわふわしたものとなってしまうことでしょう。
 
 

このパターンの頻出質問例は次のようなものです。
○なぜ弊社を志望したのですか?
○競合他社ではなく弊社を望む理由は?
○なぜこの業界に進みたいのですか?
 
 
 
こうした質問に対しては論理的に質問の意図に沿った回答をし、なおかつ②客観的な判断材料を用いましょう



 
①論理的な回答をする

「私は〜という経験から、○○業界に興味を持ちました。そのなかで□□社の〜という点は私の目標実現には不可欠と考え志望しました。」
 
 
このように過去や将来を根拠にすることで動機を明確にし入社したいという結論を導き出します。論理的に話すためには結論と理由をセットで説明し、これらに矛盾がないよう推敲する必要があります。
 
決して思い付きではなく、あらかじめ考えておいてください。余裕があるのならば、他人に判断してもらうことで論理的な矛盾を減らし、客観的な回答に洗練することができます。




 
②客観的な判断材料を用いる

その企業になぜ入りたいかという志望理由は客観的に判断できるものを用いるとより効果的です。
 
例えば…
・業界でシェアNo.1だから
・社内教育制度が1番優れているから
・従業員1人当たりの売上が最も高いから
 
 
こういった点を有価証券報告書、四半期報告書などのIR情報で分析し、競合と比較することで客観的に判断ができます。こういった情報は企業がきちんとした経営をしていると株主や投資者に示すものなので、決して嘘偽りがありません。

 
また数字という絶対的に客観性をもったツールを利用することは、あなたの主張を説得力のあるものとしてくれます。
 
 
 
 


 

⑵企業があなたを雇うべき理由を問う質問

 
あなたがその企業に入りたい理由は説明できました。そこで次に、あなたは企業に対し自分を雇うべきだという理由を説明しなくてはなりません。
 
 
このパターンの頻出質問例は次のようなものです。
○自己PRをしてください。
○学生時代頑張ったことは?
○学業以外で特に努力をした経験はありますか?
 


 
多くの場合、就活生の能力にほとんど差はありません。企業は今現在持っている能力よりも入社後にきちんと働けるかどうか、戦力になれるかどうかといったポテンシャルを重視しています。


 
そのため、ここでは①相手が求めている人物像を理解し、②自分の強みに再現性があるということをアピールしましょう。



 
①相手が求めている人物像

企業が求めている人物像というのは採用ページであったり、会社説明会などである程度の情報収集ができます。
 
また、社員と多く接することで人間性なども判断できるとなおよいでしょう。できれば、社員ごとに人間性や話し方をよく見ておきましょう。そうすることで社員に共通する点を発見でき、企業が求めている人物像がより具体的になります。
 
 

②自分の強みに再現性がある

強みには再現性がなくてはなりません。たった一度の成功体験はまぐれかもしれないからです。そのため、強みを紹介するエピソードは2つ以上あると説得力が増します
 

僕の場合は、目標達成能力という強みを説明するに当たり、偏差値が30から70までアップした大学受験での経験、バイト先の店舗目標をPDCAサイクルを回すことで達成した経験を紹介しました。
 
 
 
 


 
 

まとめ

 
⑴あなたが企業に入るべき理由
⑵企業があなたを雇うべき理由
 


就活における面接では、この2点を明確にするため企業は様々な質問を投げかけてきます。


 
ですから、ほとんどの質問はこの2パターンに大別されます。答える前にどちらのパターンか判断した上で意識的に答えるようにしましょう。
 
 

また、あらかじめ質問に対する回答方針を立てることも欠かせません。方針を考えるときもパターンごとに対策しましょう。

 
 
⑴あなたが企業に入るべき理由
   →業界研究、企業研究、OB訪問
⑵企業があなたを雇うべき理由
   →自己分析
 
 
就活において代表的な対策方法である企業研究や自己分析もこのパターンを導くためのものです。きちんと目的を理解した上で取り組んでみてください。
 
 


それではまた。
 



 
 
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就活で出会ったコンサルタントの共通点

 

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こんにちは。

 

 

僕は来年度よりコンサルティング会社に就職することが決まっています。

 

コンサルタントになることが第一志望だったので、非常に嬉しい限りですが、就職先から内定をもらうまでは数多くのコンサルティング会社の選考を受けました。

 

そうしたなかで、およそ40~50名ほどの現役コンサルタントの方とお話しする機会に恵まれました。

 

 

新卒3年目の方もいれば、すでに役員クラスになっている方もいました。しかし、年次や所属企業に関係なく、彼らには共通した要素があることに気づきました。

 

今回は就職活動を通じてお会いしたコンサルタントの3つ共通点を紹介したいと思います。

 

 

 

①仕事が大好きである

 

コンサルタントの方に仕事に関して尋ねると、過去の仕事の成果や工夫を嬉しそうにお話ししてくれます。苦労した経験も笑い話として教えてくれることが多いです。

 

世間的なコンサルタントのイメージというと、寝る暇もないほど長時間労働であったり、責任からくるプレッシャーが凄まじいといったものでしょう。そのため過酷な環境を強いられていて、辛い日々なのだろうと思っていました。

 

お会いした方々の話でも、そういったイメージはおおかた正しいようです。しかし恐るべきことに、そういった状況にあったことを嬉々として語ってくれます。

 

「確かに大変だけど、成果が出たときの喜びは何ものにも代えられない。だから、それに至るプロセスも楽しくてしょうがないんだよね。」

とあるコンサルタントは、お酒を飲みながらこのように言っておりました。

 

本当に仕事が大好きなんだなと感じた一瞬です。

 

 

②何事も自主的に行動する

 

コンサルタントに共通するポイントとして何事も自主的に行動するという点があげられます。

 

たとえば、飲み会であったりディナーであったとしても積極的に人を巻き込んで企画する人が多く感じます。さらには、どんなに忙しくても深夜2時から飲みに行くいう方もいたほどです。

 

もちろん食事だけでなく、勉強であったり仕事であっても自分から動くという人が非常に多いと思いました。自主的に動くからこそ、言い訳をすることなくすべてに全力に取り組むのでしょう。

 

確かに仕事が大変で疲れているはずなのに、いきいきとしている人ばかりでした。人を巻き込むという積極性だけでなく、彼らはそうしたスタンスから人を魅了しているのではないでしょうか。

 

 

③超・論理的である

 

コンサルタントはロジカルに物事を考えるというのは良く耳にします。

 

しかし、コンサルタントの方とお会いする以前は、どれほど論理的なのだろうと疑問を持っていました。そんなに事細かに論理性を気にしていないだろうとさえ思っていました。

 

では実際にお会いしてみてどうだったのでしょうか。

 

一言でいえば彼らは超・論理的でした。具体的には、会話をしていて矛盾点があると指摘されます。しかも、彼らはそれが当たり前なので悪気など全くないのです。

 

そのため僕は余計にあせり、底なし沼と言わんばかりの論理的矛盾をつぎつぎに披露してしまい、幾度となく自爆してしまいました。後からわかったのですが、きちんと頭で考えてから発言するというのがコンサルタントの基本スタンスらしいです。

 

これは非常に勉強となりました。

 

 

 

あとがき

 

以上が僕が気づいたコンサルタントの共通点です。

 

もちろん実際に肩を並べて働いたわけではないので、どちらかといえばコンサルタントの第一印象に近いのかもしれません。

 

しかし、第一印象であっても「この人はコンサルタントなんだな」と思わせる言動がいくつもありました。

 

 

僕自身もこういった方々になれるよう邁進したいと思います。

 

 

それではまた。

 

 

 

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コンサル1年目に必要なもの 

チームマネジメントを成功させる3つのポイント 

本田直之氏のセミナーで感じたこと 

失敗から学んだ、面接官に刺さる志望動機とは 

 

コンサル1年目に必要なもの

 

 

こんにちは。

 

先日、書店でとある本をみつけた。

それは大石哲之さんの『コンサル一年目が学ぶこと』という本だ。

 

コンサル一年目が学ぶこと

 

 

 

この本は外資系コンサルが1年目に学ぶベーシックスキルを厳選して紹介している。コンサル的なスキルであるロジカルシンキングや仮説思考を解説するビジネス書とは異なり、コンサルが1年目に学ぶスキルをリストアップし著者自身、さらには多くのコンサルタントの体験談とともに紹介しているところに新しさを感じた

 

僕自身、来年度よりコンサルタントとして働く身であるが、コンサルが学ぶスキルがどのようなものかは想像ができない部分もある。そこで本書のような1年目が学ぶスキルをある程度、俯瞰的に知ることができるのはありがたかった。

 

本書を読んで、僕なりにコンサルが1年目に必要なもの、特に重要だと思った3つのことを紹介する。

 

 

 

1.スキルは前提である

 

書店に行くとコンサル的なスキルを解説したビジネス書を数多く見かける。ロジカルシンキングや仮説思考が代表的であろう。

 

コンサルになるとこうしたスキルが身に付くのは当然だろうし、それに魅力を感じてコンサル業界に進む人もいるはずだ。

 

しかし、コンサルタントの目的はクライアントの利益を追求することであるため、こうしたスキルが身に付いていて使えるのは最低条件である。つまり、コンサルに行くとこうしたスキルが身に付くというより、使わざるをえない環境にあるということだ。

 

つまり、ロジカルシンキングや仮説思考は常日頃からトレーニングしておくべきなのだ。そう考えると、コンサル業界に限らずとも習得することはできるだろう。

 

ただ、コンサルであれば有能な先輩が多かったり、こうしたスキルを使わざるをえない環境に置かれるため、嫌でも習得できるという点には留意をすべきである。

 

 

 

 

2.コミットメントに尽きる

 

コンサル1年目が特に意識すべきなのはクライアントにコミットメントすることである。

 

コミットメントとは、いわゆる約束のことであるがコンサルと普通のサラリーマンではその責任感や意味合いが大きく違うように感じる。

 

なぜならコンサルはクライアント企業にお金を出してもらっているからだ。つまり、クライアントはコンサルに約束を守ってもらわないと大きな損失になってしまうのだ。自社の新入社員のように「次から気をつけろ」では済まされない。

 

そこでコンサルはクライアントとの約束に絶対的にコミットするべきなのだ。期限を必ず守る、頼まれた資料を必ず作成する、コミットメントするということは意識の問題であるため1年目でもできることだ。

 

頼まれた仕事を必ずやり遂げる。そうした積み重ねが信頼を築くのだろう。

 

 

 

3.自分の武器を見つける

 

コンサルはチームで行うのが基本である。そのため、個々が自分の強みを発揮することでチームとしての生産性を高める。

 

ここから、チームで戦力として認められるには自分だけの武器を見つけることが必要であるとわかる。

 

この点は大いに共感できる。

僕がアルバイトをしていた際、すべてのスキルを平均的に高めてはいたものの評価は月並みであった。しかし、ひとつの部分で突出した才能、つまりは自分の武器を発見したことで一気に評価が高まったのである。

 

どの仕事でも言えることなのかもしれないが、これを頼むなら〇〇君という信頼を勝ち得ることが第一優先なのだろう。特にプロフェッショナルであるコンサルでは、この部分を強く意識して仕事に取り組むべきである。

 

 

 

まとめ

1.スキルは前提である

2.コミットメントに尽きる

3.自分の武器を見つける

 

以上の3点がコンサル1年目が特に意識すべきだろうと本書を読んで感じた。またここでは紹介しきれないくらい気づきを得ることができた。なにより、コンサルとして働くことが楽しみで仕方ない。

 

コンサル企業に入社する人は是非とも読んでほしい一冊だ。

 

 

それではまた。 

 

 

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成功するためのシンプルな法則 

たかがバイトでビジネスの本質を知るには 

凡才だから起業するワケ 

 

 

 

成功するためのシンプルな法則

 

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こんにちは。

 

先日、整理屋の創始者であるTASKさんとお話してきました。

 

整理屋とは、もやもやとした頭の中にある悩みや思考を整理し解決へと結びつけるサービスです。(詳しくはコチラ→人生がときめく整理屋の魔法

 

 

最近、やるべきことが多くなり物事の優先順位だったり、何をすべきかが見えなくなっていました。そのため、全てにおいて停滞していたのです。

 

TASKさんに思考を整理していただき、何をすべきかが明確になり、さらには成功するための法則を自分の経験から導くことができました。

 

今回は、成功するためのシンプルな法則を紹介します。

 

 



成功するにはこのサイクルを回転させる

 

世の中には様々な成功法則があふれています。

 

自己啓発本でこういったことを学んでもよいですが、実は書かれていることに大差はありません。特別なおまじないや魔法のランプのこすり方を学ぶ必要もないのです。

 

それでは成功する法則とはどのようなものか?

 

それは実践→検証→改善のサイクルを繰り返すことです。

 

僕は何かに成功したとき、このサイクルを回転させていたことに気づきました。例えば、大学受験では成績を上げるために勉強法を模索していました。

そこでは、勉強法を実践する

→模試や過去問で結果を検証する

→結果に応じて、勉強法を改善する

 

この繰り返しにより、大学合格という成功につなげることが出来ました

 

それでは、実践→検証→改善のサイクルを要素ごとに解説します。




 

①実践フェーズ

 

まずは実践フェーズです。

目標を達成するためには、さまざまな手段の中から最適なものを探し出さなくてはなりません。しかし、その道の素人であった場合どのような方法が正解かはわかりません

 

そのため、まずは自分で「こうすれば上手くいくのでは?」という仮説を立てましょう。そして仮説を実現するには何が必要か考えます

 

ここで大学受験を例にとってみます。

 

当然ながら目標は大学合格です。合格には、すべての教科で90点以上を取得すればよいという仮説を立てました。それを実現するには1日6時間勉強すればよいと判断しました。

 

このように仮説にもとづいた実行内容を検討し、まずは取り組んでます

悩むより動いてみる。実際にやってみなくては正解かもわからないからです。

 

上の例では、1日6時間の勉強もまずはやってみるのが大切です。そうすることで、6時間じゃ足りないだとか、8時間くらいできそうだという発見があるのです。

 




②検証フェーズ

 

次は検証フェーズです。

ここでは、自分の仮説が正しいのかという検証を行います。そのため実践している結果を測定する必要があります。

 

例えば、大学受験では模試や過去問を活用することで実行内容の成果が出ているかを判断します。もし、効果があまり出ていないのならば仮説が間違っている可能性があります。

 

また、仮説立てをする際にはそのように結果を測定するかをあらかじめ考えておくことがポイントとなります。もし、測定する方法を設定していない場合なにが敗因かという判断ができなくなってしまいます。

 



 

③改善フェーズ

 

最後は改善フェーズです。

実践し検証してみた結果、その方法ではうまくいかないというデータが検出されました。そこで検出されたデータから何がダメなのかを考えます。そこから最初の方法を改善していきます。

 

大学受験の例では、6時間の勉強では成績がそこまで上がっていなく、このままでは合格できないという結果が模試から得られたとします。そこで、最初に立てた6時間の勉強を時間、内容、集中力などといった観点から分析します。分析によると、勉強内容が偏っていたと判明しました。そこで勉強時間はそのままに、勉強内容を改善します。

 

以上のように、結果から最初の方法の間違っていたポイントを様々な角度から見てみることで改善していきましょう

 

 

 

あとがき

 

以上のように、シンプルながらも効果的な成功法則を紹介しました。

 

僕自身この方法をいろいろな場面で活かしていこうと考えています。

 

 

 

それではまた。

 

 

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5分でわかる?ネットビジネスで稼げるのか!?





今日、スマートフォンの普及により以前よりもインターネットが近い存在となりました。


巷ではネットビジネスは稼げるという情報、「ネットで月収73万円」などといったPRを頻繁に見かけます。


しかしながら進化し続けるインターネットの世界では絶えず新しいビジネスが誕生し、衰退しているのもまた事実です。



ではいまだにネットビジネスは稼げるのでしょうか?



ネットビジネスの本質



ネットビジネスの難所は集客と言われています。ここを乗り越えることが本質でもあります。


数多くのユーザーが見る場所をいかに獲得するかに関しネットビジネス業界では数多くの試行錯誤がなされてきました。


さて、僕たちが情報を手に入れようとする時どのような方法をとるでしょうか?


インターネットで考えると検索サイトで検索をすると思います。さらに、検索サイトとして思いつくのは恐らくGoogleでしょう。


実はYahoo!Google検索エンジンを採用しています。つまりは、世の中のほとんどの情報はGoogle検索エンジンが表示する順位で我々の手元へともたらされます。


つまり、Google検索エンジンから重要という認定を受けることができれば、圧倒的な集客力を生み出すのです。



ネットビジネスでは検索エンジンから重要という認定を受ける対策をすることをSEOと呼びます。


SEOとはSearch Engine Optimizationの略称で、日本語にすると検索エンジン最適化と言います。


これを施すことで、検索結果として上位に表示されることになり高い集客効果をもたらすのです。




しかし、時代は変わりました




新たな時代の幕開け



Googleでは検索エンジンのアップデートを時折行っています。

最近、行われたのはパンダ・アップデート4.0と言うもので、実はこれがネットビジネス世界に大きな変革をもたらしたのです。


細かい説明は割愛しますが、簡単に言うと、上記したSEOという方法が無意味になったということです。


以前は大企業も含め、ほとんどホームページはSEOという緻密な努力により、上位表示されていました。


しかし以前はそうした努力に対し重要なサイトであるという認定をしていたGoogleですが、今後は違った方針で判断することに決定したのです。


つまり、集客をするには以前の方法は全く使い物にならないのです。





ネットで月収73万円の中身




ネットビジネスで稼ぐ方法は情報商材(有料のpdf・電子書籍)やメルマガで溢れかえっています。


しかし、蓋を開けてみるとパンダ・アップデート以前の方法を紹介しているものがほとんどです。9割以上が古い方法を推奨していると言っても過言じゃないでしょう。


つまり、これらの方法は時代遅れなのです。ではネットビジネスの世界は衰退の一途を辿るのでしょうか?



僕は衰退どころか成長すると思っています。なぜなら、SEOとはサイトの内容を良くするという方法ではなかったからです。


具体的には、細かいデザインやプログラム上に緻密な施しがなされたサイトが上位表示されていたのです。

そのため、内容が濃いサイトが評価されていた訳ではなかったと言えます。


しかしこれからは内容が濃く、多くの人にとって有益なサイトが評価されるようになります。


中身のないサイトが淘汰されることで、ネットビジネスの世界はさらに成長すると僕は考えています。



新しい時代の稼ぎ方




こうした変化に伴い、今後は自分の得意分野で稼ぐことができます。


これからのネットビジネスの本質は、自分の知識や経験をネット上でコンテンツ化するということなのです。


コンテンツ化の方法は様々ありますが、それは今後の記事で紹介したいと思います。


ぜひ楽しみにしていて下さい。




それではまた。






(実はネットビジネスの手法を幾つか取り入れて文章にしましたが、それもまた後ほど)




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